このような疑問に答えます。
記事の内容
- 大学生がバイトしないほうがいい理由
- 大学生は奨学金を借りるべき理由
記事の信頼性
- 大学時代にアルバイトを6つ経験した(警備員、宅配便の仕分け、請求書の審査、棚卸しスタッフ、大学の清掃、新聞配達)
- 大学院時代に奨学金を月15万円借りた。社会人になって毎月3万円を返済中。
こんにちは、元富士通営業の涼です
大学生はバイトするのが当たり前みたいな雰囲気がありますよね。
「バイトは就活で有利」「バイトは社会勉強になる」「小遣いはバイトで稼ぐべき」
あなたの親や友達はこんなことを言ってませんか?
しかし大学生がバイトをするメリットはありません。
私自身バイトを6つ経験しました。
しかし、社会人になって振り返った時、バイトをやる価値は全くなかったと断言できます。
バイトする代わりに奨学金をもっと借りるべきでした。
バイトは20歳前後の貴重な時間を浪費するだけです。大した金額も稼ぐことができません。
今回、私の経験をもとに大学生がバイトをしないほうがいい理由について書きます。
ぜひご覧ください。
大学生がバイトをしないほうがいい理由
バイトするのは時間の無駄
大学生がバイトをすると、20歳前後の貴重な時間が失われてしまいます。
20歳の1時間と、60歳の1時間とでは価値が違います。
若い頃のほうが吸収力が高いです。
年をとって新しいことを学ぼうとしても、なかなか頭が受け付けません。
20歳前後は最も吸収できる時期です。
企業に労働者として雇われて、安い時給でこき使われれるのはもったいないです。
大学生がバイトしても就活で有利にならない
大学生がバイトしても就活で有利にはなりません。
理由は以下のとおりです。
- バイトしてもスキルは身につかない
- 誰でもできるバイトをやっても、面接でアピールにならない
順に説明します。
まず、大学生がバイトをやっても大したスキルは身につきません。
なぜなら、企業はバイトを成長させる気はないからです。
正社員と異なり、バイトはすぐに辞めてしまいます。
そのため、仕事をこなせる最低限のスキルだけを身に着けさせようとします。
間違っても、大学生のバイトをマネージャーや経営層まで長期的に育成する気はありません。
最低限のスキルを身につけてもらえれば、それ以上のことは教えません。
例えば、カフェや居酒屋で接客のバイトを始めたとします。
入店後は、元気のいい声の出し方、オーダの取り方、レジの打ち方などを教えるでしょう。
一通り身についたことが分かったら、後は同じ労働を繰り返させます。
それ以上のスキルを求めていないからです。
単純作業を何百回繰り返しても成長はありません。
2つ目の理由は、誰でもできるバイトでは就活でアピールにならないためです。
大学生がよくやるバイトと言えば、カフェ、居酒屋、カラオケ、スーパーの店員、家庭教師、ホテルスタッフなどがあります。
でも、どれもあなたでなくてもできる仕事ですよね。
大半のバイトは、おばちゃんや定年退職したおじさん、高校生でもできるはずです。
面接で「カフェで4年間働いていました。」と言っても、「あっ、そう」と言われるぐらいでしょう(接客力や継続力は認められるでしょうが)
カフェでバイト経験がある大学生は世の中に山ほどいます。
結局、他の大勢の大学生の中に埋もれるだけです。
面接官からすると、「またカフェか」ぐらいの印象です。
ありふれたバイトをしても面接で強いアピールにはなりません。
バイトで出会いを探すのは非効率
大学生がバイトをする理由として、「出会いを探すため」というのがあります。
可愛い女子高生や女子大生がバイト先にいればもちろんチャンスです。
バイト先でリーダーの立場に立っていたり、仕事のできる人であれば彼女を作れる可能性があります。
しかし、バイト先に可愛い女子が必ずしもいるわけではありません。
もし可愛い子がいたとしても既に彼氏がいるかもしれません。
出会いを求めてバイトを始めたのに、付き合えなければ意味がありません。
一か八かで出会いを求めてバイトを始めるのは非効率です。
また、出会いの場は、バイト以外にもサークルやマッチングアプリ、合コンなど多数あります。
あえてバイト先で探す必要はありません。
大学生がバイトしないで奨学金を借りるべき理由
これまで大学生がバイトしないほうがいい理由について述べてきました。
では、バイトしないと生活できない人はどうしたらいいでしょうか?
奨学金を必要な分だけ借りましょう。
月5万円で足らなければ、月10万円でも月15万円でも借りてOKです。
生活費、授業料だけでなく、遊びに必要な費用も奨学金で賄います。
確かに、バイトしない分を全て奨学金で賄おうとすると、4年間でそこそこの金額になります。
しかし、バイトしない時間を全て自己投資に充てて、年収の高い企業に入るほうが何倍も得です。
たとえば、時給1,000円のバイトを1日4時間、週3日やっても、4年間で288万円の収入にしかなりません。
一方、年収の高い会社に入れば、生涯賃金で大きく差が付きます。
例えば、大企業の生涯賃金は2億1,000万円、中小企業の生涯年収は1億6,000万円と言われます。
その差は5,000万円です。
バイトで稼げる金なんてわずかです。
バイトをしない代わりに、難易度の高い資格を取ったり、就活対策をして年収の高い企業に入ったほうが得です。
また、奨学金はそれほど入社後の負担とはなりません。
例えば、私は大学院の頃に月3万円、大学院の頃に毎月15万円奨学金を借りていました。現在月3万円を返済していますが、普通に返せています。
真面目な人は奨学金を遊びに使うことに抵抗があるかもしれません。
しかし、社会人になったら嫌でも毎日労働します。
週5日朝から晩まで働き続け、ロクに休みも取れません。
大学生の頃に労働を先取りする必要はありません。奨学金で遠慮なく遊びましょう。労働者になるのはもっと後でいいです。
「大学生にもなって何でバイトせんのだ?奨学金は借金だ。借りるのは甘えだ。」
このように親からバイトをしろと言われる人もいるかもしれません。
基本的に親を説得することは諦めたほうがいいです。
親は、自分の考えを子供に否定されることを極端に嫌がるものです。
そう考える人もいるかもしれません。
しかし、日本学生支援機構の奨学金には機関保証という制度があります。
これは一定額を支払うことで、親ではなく他の機関に保証してもらう制度です。
親に奨学金を反対されたら、この制度を使うことをおすすめします。
※もしくは、親にどうしても逆らえない場合は、家庭教師を週1回2時間だけやるとかで凌ぎましょう。
バイトしない大学生はだめな奴なの?
「え!お前バイトしてないの?何で大学生にもなってバイトしないんだよ。講義受けるだけじゃなくて、バイトで社会勉強もしたほうがいいよ。仕送りとか奨学金だけで暮らすのは甘えでしょ。早く自立しろよ。」
このような「バイトおせっかい野郎」があなたの周りにいませんか?
バイトするかしないかなんて個人の自由のはずです。
でも、なぜか彼らはバイトを熱心に勧めてきます。
理由は以下の通りです。
- 自分はバイトで汗水たらしながら生活してるのに、バイトもせずに大学生活を送っているあなたを妬んでいる(口には出しませんが)
- 「俺が苦労しているんだから、お前も苦労しろ」という日本人的な発想
- 大学生はバイトするものという常識が刷り込まれている。
- 「バイトすること=社会勉強」だと信じている
- 友達がバイトしないことで自分の労働観が否定されているように感じている
バイトしないことでバカにした態度を取ってくるようなら、このような友達とは距離を置きましょう。
友達に影響されてバイトを始めれば、友達が仲間意識が抱いてくれるかもしれません。
しかし、バイトで失われた時間は戻ってきません。
他の友達を探しましょう。
大学生はバイトをしない代わりに何をすべき?
大学生がバイトをしない代わりに何をすればいいのでしょうか?
私は下記の行動を取るべきだと考えています。
大学生がバイトの代わりにやったほうがいいこと
- 副業で自ら稼ぐ経験をする(ブログやアフィリエイトなど)
- 難易度の高い資格を取る(TOEIC)
- 読書で教養を身につける
- 海外留学や英会話で語学力を身につける
特に副業が第一におすすめです。
バイトのような労働収入ではなく、自分の力で稼ぐ経験は将来の武器になります。
まとめ
今回、大学生がバイトをしないほうがいい理由について書きました。
20歳前後の最も貴重な時間をバイトなんかで切り売りしてはいけません。
あなたの1時間は1,000円なんて価値ではありません。
自分の1時間が10万円分ぐらいの価値だと思って行動していきましょう。