
このような疑問に答えます。
記事の内容
- 富士通営業の残業時間
記事の信頼性
- 富士通の法人営業を4年経験しました。
こんにちは、元富士通社員の涼です。
今回、元社員の立場から富士通の営業職の残業時間について書きます。
就活生の方のご参考になれば幸いです。
以前は残業天国と呼ばれた富士通ですが、働き方改革の影響で残業しにくくなっています。
富士通の残業時間は月26時間【元営業が語る】
世間一般的に、富士通は残業が多いイメージがあるようです。
しかし、最近は残業規制がかかっているので、残業がしにくい雰囲気になっています。
平均残業時間は26時間/月【入社5年目】
入社5年目の残業時間は下図の通りです。
毎月、平均26時間残業してます。「時間外合計」が残業時間です。

富士通営業 残業時間
2月はなんと残業7時間でした。もちろん、残業が少ないことで、何か指摘を受けることはありません。
残業が20時間や30時間程度であれば、体への負担も特にありません。
ちなみに年次休暇は2列目です。10月から3月にかけては、だいたい月2回ほど年休を取れてます。年休はしっかり取らせてくれる社風なのでありがたいです。
【給与明細を公開】残業代はどれぐらい出る?
入社5年目の給与明細を公開します。
34時間の残業で、残業代(時間外手当)が87,254円です。ざっくり計算で1時間あたり2,566円です。
残業代はしっかり支給されているのが分かります。

富士通営業の給与明細【入社5年目・G3】
なお、残業代は分単位できっちり出ます。システムで管理されているため、不当に減らされるとかはありません。
サービス残業は発生しない仕組みになっています。
【悲報】残業で給料が大きく左右される
富士通では残業代が給与の多くを占めます。
例えば、先ほどの給与明細を見てもらうと分かるのですが、残業が0時間だとと手取りが196,852円になります。(284,106円−87,254円)
手取りが月20万円を切ります。大手企業の総合職(入社5年目)なのにこれは少ないです。
働き方改革が進んでいますが、残業代で稼ぐ文化は変わっていません。
月20時間残業する新人のほうが、残業0時間の5年目よりも手取りが高くなります。
これで成果主義とは、とてもじゃないですが言えないです。
また、残業で稼ぐ文化のため、ダラダラと仕事するインセンティブが生まれます。
だらだらと会社に残るほうが、テキパキ仕事して帰宅するよりも給与が高くなります。この点は入社してから退職するまで、ずっと矛盾に感じてました。
入社1〜4年目の残業時間はどうだった?
入社1年目から4年目の残業時間はだいたい月40時間ほどです。
特に入社1、2年目は仕事の効率がよくなかったのもあり、月60時間残業することもありました。
働き方改革の影響で残業規制がかかるようになった。
入社1、2年目の頃は残業にゆるい雰囲気がありました。
月60時間残業しても特に幹部社員から指摘を受けることはなかったです。
しかし、働き方改革が進む中で残業に対する目が厳しくなりました。
例えば、残業月40時間超えが1年間で6回発生すると、人事から厳しくチェックが入るようになりました。また、残業が月40時間を超えると、幹部社員にシステム上でアラートが飛ぶ仕組みになっています。
幹部社員も部下の残業を減らすように心がけるようになりました。長時間残業が続く社員がいたら、幹部社員が他の社員に仕事を割り振ります。私自身、仕事で溢れる先輩の仕事を手伝うことが何度もありました。
結果的に以前よりも明らかに残業する人は少なくなりました。
このように残業規制はいいことだらけのように思うかもしれません。
しかし、富士通は残業代が中心の会社です。残業できなくなって、給与が下がりました。残業60時間やっていた頃は、手取りが30万円を超えていました。しかし、今は40時間を超えないようにする必要があるため、手取りが30万円を超えることがありません。
休日出勤はない
営業職は休日出勤はありません。
私は5年間で休日出勤を命じられたことは一度もなかったです。
富士通は残業の少ない会社に生まれ変わった。
今回、富士通の残業事情について書きました。
昔は残業天国だったようですが、昨今の働き方改革の影響で残業をしにくい雰囲気になっています。
しかし、残業規制がかかった一方で、給与体系は変わっていません。今後は給与改革に期待したいところです。
