こんにちは、涼です。
今日、映画の「ツレがうつになりまして」を観ました。
元彼女から「コメディ映画だよ」と言われていたのですが、全然違いました(笑)
これは、うつ病になったツレ(堺雅人)が妻の晴子(宮﨑あおい)と一緒に鬱を治していく物語です。
私は仕事がイヤすぎて日曜夜に軽い鬱になるのですが、その分ツレに共感できました。
このストレス社会では鬱にかかる可能性は誰でもあります。
特に几帳面で神経質な人は鬱になりやすいです。
自分が鬱にならなくても、妻や子供が鬱になる可能性があります。
「もし、家族が鬱になったらどうしよう?」
そう考えながら見ると得るものが多いです。
特にサラリーマン男性の方は一度映画を見てみてください。
「ツレがうつになりまして」のあらすじ
「ツレ」という名前で呼ばれる夫はコールセンター業務をしています。
クレーマーからの電話に日々神経をすり減らしながら働いていました。
しかし、ある日うつ病を発症し退職に至りました。
妻であり漫画家の晴子(宮崎あおい)はツレを賢明に支えます。
料理に気を配ったり、励ましたり、献身的な姿勢でツレと生活します。
うつ病の記録を本として出版したところ大ヒットします。
講演会に呼ばれたツレは、自身のうつ病との向き合い方についてスピーチします。
最後の質疑応答で手を挙げた男性がいました。その男性は実はあの人でした...
印象に残った場面
鬱の人は神経質すぎる。几帳面
ツレは几帳面すぎる性格をしています。
例えば、以下が例です。
- 曜日毎にネクタイの色が決まっている(月曜は白色など)
- 退職届を手書きで書く時に、文字の位置を極端に気にする
- 何でも自己責任にする
- 「人様が働いている昼間に昼寝なんてできないよ」
- 責任感が強い。疲れていても、会社に行こうとする。「人不足だから自分が出社しなきゃいけないんだ」
几帳面で神経質な性格の人こそ鬱になりやすのでしょう。几帳面にやりすぎても疲れるだけです。適当にやることも大事です。
鬱の症状
ツレは鬱になったことで、以下の症状が表れています。
- 寝癖を直すのを忘れる
- 自分は世の中から不要な存在だと感じる
- 体がダルい。食欲が無い
- 今までできていたことができなくなる(弁当が作れなくなる)
- 死にたいと言うようになる
- 睡眠が浅くなる(いびきが増える)
- 満員電車に乗れない。吐く。
鬱であることは恥ずかしいこと?
晴子が「ツレが鬱であることが恥ずかしいと思っていた」と告白する場面があります。
家族が鬱になった時に、他の人に対してオープンに言えるかな?と考えました。
おそらく「体調を崩してて...」と言ってしまうと思います。
鬱は風邪、インフルエンザ、盲腸とは別のものです。
うつ病は「精神的に病んでしまった人」という印象がどうしてもあります。
うつ病が一般的な病気と同じ扱いになればいいと思いました。
晴子のような奥さんと結婚したい
晴子はいい奥さんです。
鬱と診断されても会社へ行こうとするツレに対して、「会社辞めちゃえば?」「会社やめないと離婚する」と言います。
映画全体を通して、ツレを思いやる行動が見られます。
晴子のような夫思いの奥さんと出会いたいと思いました。
健やかなる時も病めるときも
晴子が家族同窓会で話すシーンがあります。
あなたはその健やかなるときも、病めるときも、豊かなときも、貧しき時も、この男性を愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け。
結婚式の誓約でよく聞く言葉です。
結婚する時は幸せな未来しか考えないものです。
「妻が鬱になったとしても支えられるか?重い病気になっても支えられるか?」
将来相手が病に倒れても、それでも一緒にいたいと思えるか。
そこまでよく考えて結婚したいと思いました。
鬱は治りかけが危険
映画の中で、うつ病で自殺した青年が印象に残りました。
青年が理髪店を訪れた時は明るく元気そうだったのに、その後自殺していました。
鬱は治りかけが一番危ないそうです。
人は見た目だけじゃ分からないものだと感じました。
※余談ですが、小学校の同期が自殺した話を3年ほど前に親から聞きました。同じバレーボール部でアタッカーをしていた男です。明るくて活発な奴で、卒業文集ではモテる人ランキングで確か1位を取っていました。大学卒業後に農業組合に就職していました。山で首をつって死んだと聞かされました。26歳の頃です。同じ農業組合に就職した同期が、「仕事がきつくて辛い」と言っていたことから、彼はうつ病だったのかなと考えています。仕事のストレスを甘く見ないように気をつけたいと思いました。
結婚っていいな
映画の主題とは離れますが、「結婚っていいな」と思いました。
私は独身29歳ですが、風邪を引いた時に頼れる相手がいません。
結婚していたら、映画のように妻が看病してくれるのかな?と思わず考えました。
うつ病の人に対して「頑張れ」は禁句
兄が家に来て、ツレを激励するシーンがあります。
「男ってのは一家の大黒柱。家族のためだと思えば頑張れる。お前も頑張れ」という発言をしてました。
兄は悪気がなかったのでしょうが、うつ病の人に対して「頑張れ」は禁句です。
「頑張らなくていいんだよ」という一言であれば、ツレが後で泣くことはなかったでしょう。
Amazonプライム会員なら無料で見れる
今回ご紹介した「ツレがうつになりまして」ですが、Amazonのプライム会員であれば無料で観ることができます。
↓無料体験期間で観ることもできるので、ぜひ試してみてください。
さらに、Fire TV StickもあればテレビでAmazonプライムビデオやYouTubeなどを観ることができるようになります。
寝っ転がりながら、テレビ画面で観たい人にはおすすめです。
まとめ
今回、映画「ツレがうつになりまして」を紹介しました。
うつ病の経験がない人が、うつ病の人の気持ちを理解することは難しいです。
「怠惰」「根性がない」「やる気がないだけ」そんなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?
この映画はうつ病を考えるきっかけになるので、ぜひ観てみてください。
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